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BeOS for PowerMac CD-ROM Q & A

このドキュメントは、最近リリースされた BeOS for Power Macintosh, DR 8.2 に関する質問にお答えするものです。このBeOSのバージョンは、Metrowerks CodeWarrior for BeOSとMacTech magazine 1月号に付属したものに含まれていたものです。またこのCDは、すべての BeBox 所有者に送付されています。

名前が示すように、この BeOS のバージョンは主にデベロッパー向けにリリースされたものです。以下に記されたものの他にいくつかの制限があります。 このリリースは、デベロッパの方々や、BeOS互換のMacintoshをお持ちの方々に、BeOSの評価をしていただき、また実際に使い始めていただく為にデザインされたものです。この4半期後半で BeOS のいっそう洗練されたバージョンをリリースする予定です。

このページは1997年1月現在のものです。 このページ中にご質問がみつからない場合は、 英語版の質問と回答のページをご参照いただくか、当社のテクニカルサポート部に英語でご連絡ください。


質問と回答

    一般

  1. BeOSはいつ手に入りますか?
  2. 値段はいくらですか?
  3. 互換機メーカーはBeOSをバンドルして出荷しますか?
  4. BeOS のトライアルバージョンもしくはベータバージョンはありますか?
  5. BeOSを評価したいのですが?
  6. BeOS for PowerMac DR8.2の期限切れはいつですか?
  7. BeOSはMacOS上で動きますか?
  8. どのようにMac ROM を迂回するのですか?
  9. MacOS対応アプリケーションソフトを BeOS上で使用することは可能ですか?
  10. BeOS用のソフトはBeBoxとPowerMacの両方で動きますか?
  11. PowerMacとBeBoxのパフォーマンスの比較は?

    ハードウェアの必要条件

  12. BeOSはPowerMacのどの機種をサポートするのですか?
  13. なぜ BeOS は他の機種をサポートしないのですか?
  14. 6100/7100/8100のサポートをしてもらうために何か出来ることはありますか?
  15. 真剣に、何故NuBusマシンをサポートしないのか?
  16. PowerMac7500上にPowerPC604アップグレードガードを使用した場合、BeOSは利用可能でしょうか?
  17. Performa 5200/5300/6200/6300はサポートしますか?
  18. Performa 6360 と他の "Alchemy" Macはどうですか?
  19. PowerBook や Mac laptopはどうですか?
  20. BeOS は680x0 Macsを将来的にはサポートするのですか?
  21. BeOSは1つしかCPUのないMacで動きますか?
  22. マルチプロセッサMacはBeOSではより良いパフォーマンスを発揮しますか?
  23. Be OSはどのくらいメモリが必要なのか?
  24. ハードディスクはどのくらいの容量があればよいのか?
  25. ZipやSyQuest、Jaz cartridge等にBeOSのインストールは可能か?
  26. BeOS for PowerMacは複数ボタンのマウスをサポートしますか?
  27. BeOSはどのグラフィックカードをサポートするのですか?
  28. BeOS使用時に、16bit/24bitカラーの使用ができないのはなぜですか?
  29. マルチモニタに対応しますか?

    インストール

  30. MacでBeOSを使うための準備方法を教えてください。
  31. MacOSと同じハードディスクにBeOSのインストールは可能ですか?
  32. ハードディスクのパーティションサイズの変更方法を教えてください?
  33. パーティションをやり直しました。元のデータはどこへいきましたか?
  34. 何故インストーラはパーティションを認識できないのか?
  35. インストールが終わりました。どうやってBeOSを起動しますか?
  36. なぜBeOSは遅いのか(私はZipやJazなどを使っています)
  37. BeOSのロゴが表示されたあとでブートがストップするのはなぜですか?
  38. BeOSと互換性の無いPCIカードがあるのですか?
  39. BeOSブート時に、画面表示がおかしくなるのはなぜですか?
  40. BeOSブート時に、画面表示がおかしくなるのはなぜですか?#2?
  41. BeOSブート時に、画面表示がおかしくなるのはなぜですか?#3?
  42. BeOSはマルチシンクをサポートしないモニタと互換性がありますか?

    使用方法とインタフェース

  43. BeOS上でPPPを使用するにはどうすればよいのですか?
  44. Macintosh上で作成したファイルをBeOS上で使用する方法は?
  45. Macintosh上で作成したファイルをBeOS上で使用する方法は #2?
  46. Macintosh上で作成したファイルをBeOS上で使用する方法は #3?
  47. Macintosh上で作成したファイルをBeOS上で使用する方法は #4?
  48. ".tgz" ファイルはどう扱えばよいのですか?
  49. ".zip" ファイルはどう扱えばよいのですか?
  50. ダウンロードしたアプリケーションに、なぜ専用の美しいアイコンが付かないのですか?
  51. ダウンロードした、圧縮されたファイルを扱うより良い方法はありますか?
  52. 私のキーボードが使えないのはなぜですか?
  53. その他にも、動作しない物があるのですが、理由は?

一般
Q: BeOS はいつ頃手に入れることができるのでしょうか? また DR9 はいつ利用可能となるのですか?

A: 1997年の第1四半期に商品としてプレビューリリース( DR9 )バージョンの発売を予定しています。 これは PowerComputing社製品にバンドルされるバージョンです。

主にソフトウェア開発業者に対して重要な BeOS for Power Macintosh DR8.2のいくつかのソースや詳細に関する資料はリンク上で利用可能です。


Q: BeOSはいくらですか?

A: 正直に言うと、まだ価格は決定していません。早急に決定する予定です。ただ他のオペレーティング・システムに十分対抗できる価格帯で提供したい意向です。


Q: Apple社、Power Computing社もしくは他の PowerMac クローンベンダーは、 BeOSをバンドルするのでしょうか?

A: Be社とPower Computing社は11月に、BeOSのライセンス取得と、Power Computing社製マシーンにBeOSをバンドルする事を発表しました。 この Web サイト上で、プレスリリースのほかに、この件ついての一般的な質問と回答を読むことができます。 また他のPower Macintosh互換機メーカーとも話し合いの場は持っており、それらの製品にもバンドル出来れば嬉しく思います。私たちはApple製のPower MacintoshにもBeOSをバンドルしてもらいたいと考えています。


Q: まだ購入は 考えていないのですが、 BeOSを使用してみたいと思っています。 インターネットからのダウンロードが可能な BeOS のトライアルバージョンもしくはベータバージョンはありますか?

A: 現状ではインターネットからダウンロードする方法でPowerMac forBeOSを配布する計画はありません。理由は下記のとおりです。

  • BeOSは複雑な製品です。ユーザがダウンロードし、インストールして起きた問題をサポートすることは不可能です。 CD-ROM ならより良く導入手順をコントロールすることができます。

  • BeOS は非常にサイズが大きく、特にモデムでは、確実にダウンロードすることは非常に難しいしょう。
これらの理由と、小さな会社ゆえリソースが限られているために、より伝統的な、制御された手順でソフトウェアをリリースすることに決めました。

パッケージとしての商品として用意でき次第、我々の Web サイトから注文することができるでしょう。 1997年の第一四半期後半あたりで、Web サイト上のアナウンスを見て下さい。


Q: BeOS のベータ・テスト (あるいはBeOS for PowerMac)を行う、あるいはデモバージョンを入手することはできますか? 私は多くのテストプロダクトの経験を持っているのですが・・・。

A: 申し出はありがたいのですが、我々は追加のベータ・テスタを必要としていません。通常は、まず最初に開発者に対してシードし、次に広範囲に配布します。

もしあなたが BeBox オーナーであるなら、自動的にBeOSのアップデータが送付されます。

Power Macintosh のためにリリースされた BeOS の入手方法はすべてWebサイトの上に記述されています。 のちほどチェックしてください。常に最新の情報をWebサイトの提供します。


Q: BeOS for Power Macintosh DR8.2は期間限定版であるといううわさを聞きましたが、いつ動かなくなるのですか? またなぜそうしたのですか?

A: まず、BeBoxオーナーには期限切れはないのでこの問題はご心配におよびません。 BeOS for Power Macintosh DR8.2は1997年4月1日に期限が切れます。 このCDは MacTech magazineの一月号に付属され、われわれのデベロッパーズカンファレンスで配布され、またCodeWarrior for BeOSの製品に附いていた無料のものです。

CodeWarriorバンドルを買った人々には次期リリースのBeOS for PowerMacは自動的に送付されます。(登録カードの送付をお忘れなく!)期限が切れるに、次期リリースを受け取れるでしょう。

Be社としては、このCDの配布コストを抑えるために期限限定版としました。フォントなど様々なアイテムに対するロイヤリティーの支払いはCDのコストを引き上げてしまいます。よって期限限定無しによる無料配布は不可能でした。

もしこのことが混乱や問題の原因となっているなら、BeOS を評価、あるいはアプリケーションを開発していた人達に対して我々は申し訳なく思います。しかし、どうかこれが開発者向けリリースでありそして CD が無料であったことを覚えておいてください・・・。


Q: BeOSはMacOS上で動作するのでしょうか?またはその逆は?

A: どちらともいえません。 BeOS と MacOSを同一システム上にインストールする事は可能ですが、実際には同時には1つのOSのみが動作します。 この点に関して、 BeOS は MkLinux に非常に類似しています。

PowerMac上で BeOS を起動する標準的なプロセスは Mac OS の 起動過程で機能拡張の「 OS Chooser 」を読み込みます。「 OS Chooser 」が読み込まれるとオペレーティング・システムの選択を行うことができます。ここでBe OS を選択すると、 MacOS の起動を中止しBe OS の読み込みがはじまります。

もし代わりに MacOS をロードしても、BeOS Launcher application によって後でBeOS を起動することができます。 BeOS Launcherは MacOS を迂回して、BeOSの起動を始めます。


Q: どのようにMac ROM を迂回するのですか?引き継ぎのためのスーパーバイザモードが必要なのではないのですか? どうやっているのですか?

A: 実際にはMac ROM を迂回せず、基本的にそれを無視します。 BeOS ではコード命令を実行せず、またはMac ROM をまったく使用しません。 残念ながらPowerPC スーパバイザモードの入力に関してお話しできません。ごめんなさい。


Q: Mac アプリケーションを BeOS でうごかすことが可能でしょうか? BeOS は Macintosh ソフトウェアを利用することができますか?

A: BeOS はゼロからマルチプロセッサとOSテクノロジの新しい能力を長所とするよう書かれた新しいOSです。 新しいOSであるBeOS にはBeOS用に作られた新しいアプリケーションが必要です。 Macintosh 用のアプリケーションはBeOS 上では使えません。

しかしながら、 Macworld Expo in San Francisco, January 1997 において 弊社とfredlabs が"VirtualMac" と呼ばれる BeOS上でMacintoshアプリケーションを動作させるソフトウェアのデモを行いました。 まだ完全とはいきませんが、 Microsoft Word 6.0 と Excel 5.0 の動作を披露しました。

このテクノロジがどのような形で製品になるのかについては、現時点では具体的に申し上げられません。 確実なことは、この製品はMacintoshのROMとAppleのシステムソフトウェアのライセンスが必要となるため、PowerMac上のBeOSのみで動作するということです。 VirtualMac は BeBox 上では動作しません

fredlabsのWeb サイトにおいて VirtualMac についてのより詳しい情報が記載されています。


Q: BeBox と BeOS の PowerMac 版の間にどの程度のアプリケーションの互換がありますか?

A: 非常に高いです。 しかしながら、PowerMacにはGeekPortがありませんし、同様に標準的なMIDI ポート、赤外線ポート、また複数のシリアルポートはありません。これらのサポートは難しいでしょう。Joysticksに関しても難しいものがあります。

しかし私たちが試したBeOS application に関しては、両方のプラットホーム上でほぼ問題なく動くように思わます。 我々はまだ PowerMac version of the BeOS の上に、Power Macintoshに組み込まれているハードウェアに対するサポートを終える必要があります。しかし我々は BeBox 上で走るアプリケーションバイナリーが同じく PowerMac 上で動作することを期待します、そして逆もまた同様です。


Q: BeBox上で動かすのに比べて、PowerMac上のアプリケーションのパフォーマンスはどのようなものですか?

A: ベンチマークソフトを開発し、走らせてみない限り、客観的な比較は難しいと思われます。しかしアクセラレートされたPower Computing社のオンボードビデオは、サクサクした動きに貢献しているように思われます。マルチプロセッサのBeBoxに比べて、単一プロセッサのマシンはより速く処理能力がいっぱいになり、パフォーマンスを落としやすいと思われます。BeBoxも複数のタスクが詰まってくると徐々に速度が落ちますが、PowerMacの方がより突然に壁に当たることが多いように思われます。しかしながら、現在これらは主観的な比較であり、テストを行い確認する必要があります。よって数値は状況により変わります。

また、現在マルチプロセッサのMacintoshはより主流になりつつあり、AppleやDayStar、Power Computing社などから出ている、複数の604ベースのマシンは、現在我々が提供している133 MHzの603eを2個搭載したBeBoxよりもパフォーマンスは上回ると予想されます。


ハードウェア必要条件
Q: BeOS for PowerMac はどの機種をサポートするのですか?

A: これは PowerComputing社、Apple社と他のPowerMac cloneベンダーから受け取るドキュメンテーションのレベルとサポートに非常に依存しています。これまでのところでは受け取ったサポートにたいへん感謝しています。

現在 BeOS は多種多様な603と604ベースの PCI Macintoshと Macintosh互換機上で動作する様設計されています。 最新情報の確認とハードウェアの互換性に関しては、このWeb サイトの互換性ページをチェックしてください:

BeOS と互換性のある Power Macintosh とPowerMac互換機。
このリストはMac上で動作するBeOSの最新の環境についてです。


Q: 私の所有する機種はそのリストにありません。なぜでしょうか?

A: 残念ながら、少し古いNuBusマシンや601搭載ベースのPowerMacに対するサポートに関しては、つらい決定をしなければなりませんでした。 将来、最も一般的なPCI搭載601系マシーンのサポートは可能だと思います(DR 9には含まれませんが)。しかしNuBus搭載601系マシーンはサポートされないでしょう。


Q: PowerMac対応のためにBe に対して何かお手伝いする事ができますか? 私は 6100/7100/8100 を持っているので本当にそれを走らせることを切望します...。

A: 我々は十分に6100/7100/8100の所有者の数と、これらの所有者の多くが「先取の気取りを持ったユーザ」であるということを理解しています。今回これらの機械でBeOS for PowerMacをサポートする事は技術的な問題で非常に困難でした。どこかで我々自身で線引きをしなければならなかったことをご理解ください。


Q: この件について私は非常に憤慨しています。本当に、なぜ601/NuBusマシンのサポートができないのですか?

A: NuBus搭載マシーン は異なった物理アドレス空間設計です。また違った割込みコントローラを搭載し公開されたROM情報(これらの機械の情報を得る手段)がありません。

残念ながら、小さい会社の限られた資源で、OSをリコンパイルし、すべての PowerMac用マザーボードの詳細な情報を収集し,動作させることが技術的に不可能という理由からPCI搭載 PowerMac に注力することに決定しました。

我々の製品にお金を支払って下さる可能性があるお客様に対して、買っていただく可能性を無くしてしまっているわけですから、我々自身も、この件に関しては残念に思っています。


Q: 私は、BeOS for PowerMac 8.2 release と互換性のないと言われている PowerMac 7500 を持っています。しかし私は 604/120 にプロセッサのアップグレードを行いました。 アップグレードを行ったことにより、7600/120 と全く同じになるので、BeOS を使うことはできるのでしょうか?

A: 604プロセッサーにアップグレードカードされた 7500を持っている多くの人々がうまくBeOS が動作可能であるという報告を受け取りました、しかし現在公式にサポートされるハードウェアではありません。 動作するでしょうが、多くの異なったプロセッサーアップグレードカード が存在し、特定の環境に対して動作保証することはできません。

多くの人々がこれらの機械で持っていた問題は VRAM に関連しているバグであり、プロセッサアップグレードの件は無縁です。 もしビデオ回りに問題があるなら、ビデオ回りと関係があるQ&A をお読みください。


Q: パフォーマ5200/5300/6200/6300シリーズはどうですか ? これらのシリーズは NuBusスロットを搭載していないのにサポートできないのですか?

A:あいにく、Apple が NuBus拡張スロットを採用しなくても技術的にNuBus仕様なのです、Performa 6360以外はサポートされません。


Q: パフォーマ 6360はどうですか? ほぼPerforma6400と同じですがサポートするのですか。

A: 本当に、Performa 6360はまずい命名(番号付け)ですね。 このマシンはAppleの Power Macintosh やPerforma 6400で使用されている"Alchemy"と呼ばれるロジックボードをベースにしています。また、Power Computingとモトローラ を含むいくつかの Macintosh互換メーカにもライセンスされています。

我々は今四半期の終わりごろに出荷されるDR9 で "Alchemy"と呼ばれるロジックボードをベースの大部分をサポートしていると思います。 Performa 5400 (一体型は不幸にも問題が多い)は例外ですが。


Q: PowerBookシリーズ あるいは他の Mac laptopはどうですか?

A: サポートできれば素晴らしいと思います。この件に関しては現在調査中です。 我々はパワーブックシリーズやMac互換ラップトップ(まだないですが)のサポートを喜んで行うつもりです。しかし電源の管理やラップトップに固有な非常に特殊なハードウェア事情に挑戦することは、それだけでもデスクトップをサポートするより開発をより一層難しいものにしています。

多くの PowerBook のオーナーが BeOSを走らせることを望んでいることは分かっていますが、技術的には手ごわいのです。 我々はこの時点で パワーブック(すべての)が BeOS の DR9 リリースではサポートされないことをお伝えしなければなりません。将来のリリースでは可能になるかと思います。 この事情をご理解ください。


Q: BeOS は今後 680x0 Macs をサポートするのですか?

A: サポートしません。 新機種としての680x0系アーキテクチャーのMacあるいは互換Macがありませんし、既存のマシンの性能はPowerPC系のマシンやIntel系のマシン などよりはるかに劣ります。 我々はより高性能なPowerPCベースマシン上に、限られた資源を使うことに決めました。


Q: 私の所有するPowerMacは1CPUマシンです。それはBeOSに対して逆に影響を与えるのでしょうか?BeOSは将来的にもマルチスレッドですか?

A: BeOS は優先予定に基づいて次の利用可能な CPU にスレッドをスケジュールします。(詳しい詳細については最新のBeニューズレターをご覧ください。)利用可能なCPUが一つであるなら、スレッドのすべてがそのCPUにスケジュールされます。BeOS は、もちろん将来的にもマルチスレッドですし、高い反応を提供します。ふつう、BeOS環境下ではPowerMacs が能力をより良く発揮することに気付かれることでしょう。2番目のCPUが利用可能ではないので、BeBox よりより早くパフォーマンスの「壁」にぶつかりますが、フルロードでないなら非常に速く感じます。


Q: 私は、BeBoxでは無く、MPタイプのPower Macintoshを持っています。BeOSはこれらすべてのプロセッサを活用するのでしょうか?

A: そうですとも!さもなければそれは BeOS ではないでしょう。

BeOS の現在のDR 8.2リリースはマルチプロセッサMacをサポートしていませんが (マルチプロセッサの BeBoxのみをサポート)、我々はすでに計画をたてており、マルチプロセッサMacのサポートのデモも行いました。

1997年の第一四半期後半あたりに出荷されるDR 9 は PowerComputing、 DayStar、 Apple や他のメーカ含めたマルチプロセッサMacをサポートする予定です。

BeOS のマルチプロセッサMac に関するサポートについての詳細はプレスリリースでご覧ください。弊社のWeb サイトにて BeOSのシステムサポート状況の最新の情報がご覧いただけます。


Q: .Be OS for Power Macintosh を動作させるためには、どれぐらいの RAM を必要とするのですか?

A: 最低8MBは必要です。16MBが推奨ですが、さらに多くのRAMを搭載することが望ましいです。 しかしながら8MBでも動作可能です。


Q: Be OS for Power Macintoshをインストールするには、どのくらいの容量のハードディスク(あるいは ハードディスクパーティション)が必要ですか?

A: 最低150MBは必要です。この容量内でOSとサンプルアプリケーションをインストールすることが可能です。しかしこの容量では、ムービーやオーディオ、その他のファイルを保存するスペースはあまりありません。 ムービーの再生は、BeOSの大きな特徴であるので、ぜひハードディスク上にムービーデータを保存するスペースをとられることを望みます。 現実的には、200MBもしくはそれ以上の容量を確保することをお勧めします。


Q: Zip、SyQuest、あるいは Jaz drive cartridge に BeOS をインストールすることはできますか?

A: BeOS のインストール を行うためにBeOS for PowerMac のインストーラは、少なくともディスク・スペースを150MB 必要とします。 そのため(100MBの容量の) Zip cartridgeにはインストールは行えません。

Jaz と SyQuest cartridges 上にはBeOS のインストールが行えたという報告を受けていますが、現時点では別のハードディスクにインストールすることを推奨しています。

CD-ROM ドライブから同様にBeOS を起動可能ですが、CD がリードオンリーであるため、仮想記憶は使用不能です。メモリーに充分な余裕がなければ動作は難しいでしょう。


Q: BeOS for PowerMac はマルチボタンのマウスをサポートするのですか?

A: マルチボタンのADBマウスが1994年1月発行のApple のTechnical Note、「ADB -- The Untold Story: Space Aliens Ate My Mouse」に基づいているならば、 BeOS は対応可能です。 1994年以降に作られたマウスはほとんど Technical Noteに基づいています。 メーカーに連絡して確認してください。(我々の使っているKensington社製の2-ボタンと4-ボタンのADBマウスは快適です)

コマンドキーへの対応もワンボタンマウスで可能です(ControlとCommandのキーを押しながらクリックすると右ボタンを押したことに、ControlとOptionキーを押しながら クリックすると中ボタンを押したことになります)。コンテキスト・センシティブやブラウザメニューに関しては、マウスをクリックして押し続けることにより、右ボタンをクリックしたことになります。


Q: Be OS for Power Macintosh はどのグラフィックカードをサポートしていますか?

A: Be OS for Power Macintosh は基本(しかし遅い)モードでは、ほとんどのグラフィックスカードを使用することができます。 現在、以下のものが、ダイレクト(速い)サポートを行っています。

  • Macintosh と Macクローン上の 標準ビデオポート
  • ATI Mach 64 / Exclaim GA ( Exclaim VR、Exclaim 3D を除く)
  • IMS Twin Turbo 128 M2 / M4 (8-MB を除く)

BeOSの環境下でのサポートを行ってもらえるように複数のグラフィクカードメーカと交渉しています。現時点では正式な表明はまだ行えませんが、状況の進み具合については非常に良い感触を持っています。 詳細についてはDR9が出荷される時点に(この四半期の終わりごろ)ご覧ください。

上で触れたグラフィックカード類に関しては、BeBoxハードウェアでサポートされるものとは仕様が異なります。 詳細についてはBeBox-compatible graphics cardsのリストをご覧ください。


Q: 私のビデオカード(あるいは内蔵ビデオ)はMacintosh上では16または24-bit カラー(約32,000 もしくは約1,670万)をサポートしています。しかし BeOS 上の「Screen preferences application 」ではそれらのオプションは選択できません。 8-bit color 以上を使用することができるのですか?

A: 現在のリリースであるBeOS for Power Macintosh (DR 8.2) は、8bitカラー(256色)だけをサポートしています。将来のリリース(多分DR9、DR10では確実に対応)で多くのカラーサポートを予定しています。


Q: BeOS は一台のコンピュータに接続されたマルチモニタ環境をサポートしますか?

A: 現状では未対応です。しかしマルチモニタ環境のサポートは将来のリリースで対応を予定しています。


インストール
Q: 私はBeOSを試すことについて非常に興奮しています。 CDを注文しましたが(またはMachTechマガジンを手に入れようとしている)、インストールするまでに用意しなければならいことを教えてください。

A: 我々はあなたがいかに興奮されているか感じられます。また我々自身も、我々の製品に対して興奮しています。

最初に、MacOS上で使用していたすべてのデータのバックアップをとることをお勧めします。 これには時間がかかるかもしれません。もしあなたが2番目のMac OS ハードドライブパーティション上にインストールする予定なら、特にそちらを勧めます。

第二に、あなたが使用しているハードウェアがBeOSに対応しているか確認してください。現在サポートされている PowerMac と PowerMac互換機の対応機種がこのWebサイトで確認できます。

第三に、2つ目のハードディスクを用意するか、あるいは既存のハードディスク上にパーティション(150MB以上)を作成してください。


Q: BeOS用に別のハードディスクを用意する必要がありますか?インストールマニュアルには別のパーティションを使用できるとありますが、これはどういう意味ですか?

A: 基本的には、別のハードディスク上に BeOS をインストールすることをお勧めします。これはインストール作業がたいへん簡単であることと、Macで使用している他のドライブのデータに危険をあたえないためです。

しかし、あなたが何を行うかを理解しているならば、MacOSと同じドライブにBeOSのインストールが可能です。 そのためには、複数のHFSパーティションでフォーマットを行う必要があります。 これらの方法がハードディスクのフォーマッターのマニュアルに記述されています。

これらのパーティション(別のハードディスクにインストールする かわりに)にBeOSをインストールを行うと、Be Installerは パーティションをBeOS形式にフォーマットし直し、パーティション上のデータは総て失われます。

ハードディスクの再パーティション化を行うと、総てのデータを失うことになります。 ドライブフォーマッターは、既存のパーティションのリサイズを行うものより、パーティションを削除し再構築する、つまりディスク上の総てを消してしまうものが一般的です。 マニュアルをよく確認してください。


Q: BeOS を使用するために、ハードディスク上のパーティションのサイズを変えようとしましたがうまくいきません。 なぜですか?

A: まず第一に、ハードディスクのパーティションのサイズの変更は、ディスク上のすべてのデータを破壊する危険性があることを理解してください。 必ずバックアップを取って、データが確実に復旧できる状態で作業を続けてください。

ハードディスク上のデータを壊さずにパーティションサイズを変更するには、まず、ドライブ上のすべてのデータが連続的である必要があります。これを実現する 最も良い方法は Norton Speed Diskを使用する方法です。 ハードディスクを最適化して、再び試みてください。

同じく、 Norton Utilities の FileSaver extensionを使用している場合に は、ハードディスク上に隠れファイルを持っているためパーティションサイズの変更がさまたげられます。FileSaverをOFFにして再起動し再び試みてください。


Q: BeOS 用のパーティションを作るためにハードディスクドライブを再度分割したところ、すべての Mac データがなくなっています! 何が起きたのですか?

A: 残念ながらあなたのデータはなくなっています。Norton Utilitiesがデータを復活させることができるという微かな可能性はありますが、最も有効な手段としてはバックアップからデータを復活させることです。

すべてのHDのパーティションを切るためのソフトウェア がダイナミックにパーティションサイズを変更できるわけではありません。 特に、Appleの HD Setupではできません。 パーティションの大きさを変えるためには、ドライブを再度初期化して、パーティションを削除した上でふたたび実行します。この方法ではドライブの上のすべてのデータを消去します。


Q: BeOS を インストール するMac 上のハードディスクドライブにパーティションを作成しましたが、BeOSのInstallerではそのパーティションを認識することができません。 どこがおかしいのでしょうか?

A: この問題には2つの原因が考えられます。 これらの両方に考えられる要因はバグです。しかし次の BeOSのリリース時には解決したいと思います。

  1. BeOS partition tool を使って作成したBeOS パーティション の名前を「 BeOS 」以外の名称に変更していませんか。Installerは、他のいかなる名前でも パーティション として認識することができません
  2. ハードディスクドライブに2つ以上のパーティションを作成していませんか?そしてBeOSのパーティションは2番目のパーティション以外ではありませんか? インストーラ は、2番目 のパーティション についてのみBeOSのパーティションとして認識することができます。


Q: BeOS を インストール して、Mac を再起動しました、しかしMac のスタートアップ画面のままです。 なぜBeOS で起動することができないのでしょうか?

A: PowerMacにおいてBeOS をブートする標準的なプロセスは まずMac OSをブートする必要があります。起動する間に、Mac OSは「 OS Chooser 」を含むすべての使用可能なコントロールパネルと機能拡張をロードします。 「OS Chooser」 機能拡張をロードすることによりOSを選択することが可能になります。「OS Chooser」で Be OS を選択した場合、 Mac OS ロードプロセスは止まり、 Be OSをロードし始めます。

StartupManager あるいは Conflict Catcherのような、機能拡張管理ユーティリティ を使用している場合、新しく追加された機能拡張をロードしない可能性があります。 機能拡張管理ユーティリティを確認して、「OS Chooser」機能拡張が オンになっているのを確認して再起動をおこなってください。

起動の間、画面の中を確認しておいてください。「OS Chooser」はダイアログボックスを表示しますが、数秒間の間にどちらかを選択しないと、デフォルトのOSを選択してしまいます。インストール直後はMacOSがデフォルトになっています。


Q: BeOS for Power Macintosh をインストールして、再起動しました。BeOSは高速であると思っていましたが、なぜ私のMac上ではこんなにおそいのでしょうか?

A: おそらくSCSIデバイスにIomega Zip driveもしくは他のリムーバブルメディアを接続してあり、カートリッジの入っていない状態になっていませんか? BeOS はドライブに対して、カートリッジが差し込まれているかどうか確認する作業を(多く!)投じています。そのためスローダウンを起こしていることが考えられます。

まずMacをシャットダウンして、装置の接続をはずし、ふたたび起動します。 もしくは、ドライブにカートリッジ を挿入することによっても同様に動作するでしょう(しかし毎回忘れずこの作業を行わなければなりません)。


Q: 私のMacは BeOS for PowerMac 8.2 releaseでサポートされている機種ですが、インストール後にBeのロゴが表示された後で起動中に止まってしまいます。何が原因でしょうか?

A: もし DOS Compatibility カードがあなたの Mac にインストールされている場合は、これは最も可能性の高い原因です。 現在、このカードは BeOS と不適合です。 再びカードを取り去って、インストール(あるいは起動)を行なってください。


Q: 私は DOS Compatibility カードを使用していません。しかしPCIバスにはSCSI interface card (あるいは DVD card、Media 100、他の変わり者の PCI カード)を挿しています。 それが問題ですか?

A: そのとおりです。 我々はPower Macintosh と種々の PCI カード使用時に起こる、BeOSの不適合の報告をいくつか受けています。

我々はこの問題(ハードウェアの互換性と対応)で BeOS の互換性を高めるために努力しています。 そしてこの問題は1997年第一四半期リリースのDR9 で解決するでしょう。 その間、カードを取り去って、試みてください。


Q: BeOS for PowerMac 8.2 release 対応の機種で、完璧にインストールを行いました。しかしBeOS ブート時のBeロゴの表示の後で画面表示がおかしくなります。 何が原因ですか?

A: 種々のビデオの問題がBeOS for PowerMac 8.2をインストールした人々に影響を与えています。 同様にこれらの問題が多くのPowerMac 7600と 8500等のモデルにおなじように影響を与えていると思われます。 解決策を試みるに、すべてのビデオ関連のQ&Aを読むことおすすめします。

最初の解決策について触れます(特に 7600と 8500等に当てはまります)。見た所、いくつかの PowerMacシリーズの内蔵ビデオポートに使用されているAppleの ASICはBeOS video ドライバーが動作するためには、ビデオRAMが特定のBANKにあることを要求するというバグがあります。(MacOSではまったく問題無いが、Mklinuxでは同様の問題が発生する)

VRAMを現在のBANKからあいている方のBANKに移動させてみてください。一般的には bank 2からbank 1にしてみてください。

注意:この作業は、ご自分でハードウェアを変更することに抵抗が無い場合のみ行ってください。もし不安であれば誰かに頼むなり、もう一方のソリューションを試みてください。


Q: しかしその方法はうまくいかなかったですが、他に方法は?

A: Mac 上において、 システムフォルダー内の機能拡張フォルダーにある機能拡張の "7500/8500 Graphics Driver" は問題を起こすかもしれないという提案が、comp.sys.beにありました。もしVRAM を取り替えたのにまだ動かないなら、この機能拡張をはずし再起動してみてください。


Q: その方法も役に立ちませんでした。他に方法は?

A: このような頑固な問題に関しては、"lowest common denominator"グラフィックドライバのレベルまで下って解決を試みるしかありません。 BeOS File System Toolを使ってMacサイドで走らせ、/boot/system/add-ons/app_server/のディレクトリから"macstub"以外のファイルを削除してください。これにより、BeOSは強制的に“一般的な互換性ドライバ”を使用するようになります。

この弱点は、PCIグラフィック・カードを非常に遅くさせてしまうことです。ビルトインのビデオについてはそれほどの差は出ません。しかしどちらにしても、BeOS上でスクリーンの色深度や解像度の変更は出来なくなります。

利点は、もしそのカードのビデオドライバが無かったとしても、ほとんどすべてのビデオ関連の問題が無くなることです。


Q: 私のモニターはマルチシンクモニタではありません。問題があるでしょうか?

A: 重要なことです。 BeOS は 現在アップル社のビデオケーブルの終端においてモニターを識別する「cable sense」方式をサポートしていません。最初の起動時に、640 x 480 @ 60Hz でモニターを動かそうとします。

非 multisyncing のモニター(例えば、 Apple's 13" と 16" RGB monitors )は普通このレゾリューションをサポートしないのでスクリーン上に映りません。

Be社では、この4半期後にリリース予定の、 DR9 で cable sense方式をサポートすることを計画しています。その間、恐らく現在のモニターをマルチシンクモニタと取り替える必要があるでしょう。

あるいは、一時的にマルチシンクモニタを借り、BeOS上で、お持ちのモニタの解像度の設定を行ってください。

  1. マルチシンクモニタをMacintoshに繋いでください。
  2. BeOSをインストールし、起動してください。
  3. 初期設定フォルダの中の ScreenPreferences applicationでビデオ解像度をお持ちの固定解像度モニタと同じ解像度に設定してください。
  4. 終了してください。
  5. 古いモニタを接続しBeOSのインストールされているMacintoshをブートしてください。
いくつかのアプリケーションはスクリーン解像度を他のモードに強制的に変えようとします。この場合モニタはシンクを失います。もし、その状態になったら、解像度をリセットするために上記と同じステップを行う必要があります。


使用方法とインターフェース
Q: PowerMacに BeOS のインストールを行いました。通常私はモデムを介してInternet に接続していますが、BeOSから Internetに接続することはできません。 いつ頃BeOSはPPPをサポートするのですか?

A: 現在、BeOS for PowerMac release 8.2はモデム等のシリアルデバイスのサポートを行っていません(BeBoxは問題ないですが)。 したがって PowerMac上のBeOSはPPPを動かすことができません。そのため、ユーザーガイドに記載されている PPP を扱う項目を削除しました。

PPPへの対応は必要不可欠なものと理解しています。 1997年の 第1四半期に発売されるプレビューリリース(DR 9)でサポートする予定です。


Q: どうすればMacintoshのMacOS上のファイルを、Macintosh上で動かしているBeOSへ移すことができるのですか?

A: 現在の BeOS for PowerMac( DR 8.2)ではHFS ボリュームあるいはパーティションをサポートしていません。 しかし、BeOS のプレビューリリース(DR 9)は、Macintoshのファイルシステム(HFS)のサポートを大きな特徴としています。

MacOSのパーティション上からBeOSにファイルを送ることを可能にする簡単で優秀なサードパーティ製のGUIユーティリティがあり、ダウンロードできます。 特に X-FilesとXplodeをお勧めします。これらの2つのユーティリティーについては、別のFAQ項目に記載されています。

はじめに BeOS システムでこれらのユーティリティーをインストールし使用していく場合は努力を必要とします。よってファイルを Mac 側から BeOS 側に移動する最初の時には、操作に手惑うかもしれません。

最も容易な方法は Mac上から Ethernet 接続 によりFTPやWebサーバーにファイルをアップロードし、次にBeOS上に、Ethernet経由でFTPによりファイルをダウンロードすることです。


Q: 私の使用している MacintoshはネットワークにEthernet接続されていません(そしてサーバもありません)。BeOS側へMacOS上のファイルを移動する他の方法はありますか?「BeOS File System Tool 」ユーティリティを使用するのですか?

A: 残念ながら、 BeOS DR8.2 Browser には MacOSのハードディスク(あるいはパーティション)から BeOSのハードディスク(あるいはパーティション)に移動したファイルに影響を与えるバグがあります。 MacOSパーティションから BeOSパーティションへファイルをコピーすることにより、 それをBeOS file system 上の新規ファイルとすることはできません。 もし実行してしまった場合でも、BeOS上でファイルを見ることは不可能です。 つまりファイルは移動しているが、不可視でアクセスすることができず、結局利用できません。

しかし、既存のファイルに上書きするという方法でファイルをBeOSシステム上で見えるようにできます。先にBeOS上でダミーのファイルを作っておき、それに上書きさせると、そのファイルはBeOS上で見えるようになります。

以下に、「よく尋ねられる質問 トップ10」 (FAQ) に紹介されているX-Files ユーティリティを使ってファイルを移動する操作方法を記します。

  1. BeOSを起動します。
  2. BeOS側でEditを起動し、新規ファイルを作成します。ファイル名を"X-FilesV2.1.tgz" で保存し、BeOSのハードディスクの第1階層に移動します。
  3. MacOSを再び起動します。
  4. Mac側で、BeOS for PowerMac CD-ROMにある"For the Brave" という名前のフォルダの中の "BeOS File System Tool" を探してください。圧縮されたX-Files (ファイル名が「X-FilesV2.1.tgz 」、もしそうでなければファイル名をそのように変更してください)を BeOS File System Toolと同じフォルダーの中に移動してください。
  5. BeOS File System Toolを起動してください。
  6. 以下のコマンドを使用して、Mac側からBeOS側に転送コピーしてください。

    copy :X-FilesV2.1.tgz X-FilesV2.1.tgz

  7. BeOSを再起動します。
  8. ハードディスクの第1階層に、圧縮されたX-Files (「X-FilesV2.1.tgz 」というファイル名)を見つけてください。


Q: それはひどい!ファイルを移動するもっと良い方法はありませんか?

A:最もよい方法は Marc Lebasによって書かれたBeOS用のアプリケーション「X-Files」を使用することです。このアプリケーションはMacintoshのハードディスク、フロッピー、CD-ROMなどを見ることが出来、BeOSディスクにファイルをコピーできます。

BeWare ユーティリティーページには、BeOS utility やその他多くの情報があります。このリンクから X-Files (156Kb) をダウンロードすることができます。


Q: 先ほど私はMacintosh を Ethernet ネットワーク に接続していないと言いました、さらにserial/PPP がまだ利用できません、Mac上のBeOS 側に正確にX-Files をダウンロードする方法はありますか?

A: MacOS のハードディスク/パーティションにNetscape を利用して X - Files をダウンロードしてください。 そして次に前の FAQ 項目(2つ前の項目)で記述されたステップに従ってダウンロードされたファイルを BeOS 側に移動してください。 (非常に扱いにくいことはわかっておりますが、-- それは、特性ではなく、バグです。) X-Files を BeOS パーティション に移動し、ユーティリティを解凍します。 解凍すると(次の FAQ 項目参照)準備ができるでしょう。

X-Files (最初は少し扱いにくい)を使用する前に、使用法を読んでください。これにより再びBeOS File System Toolを使う必要はありません。


Q: インターネットからBeOSのファイ ル(拡張子が「.tgz」、「.tar」、「.gz」)をダウンロードしました。それらのファイルはダブルクリックしても何も起こりません。 このファイルはどのように利用するのですか?

A: インターネットからダウンロード可能な BeOS ファイルとアプリケーションは、圧縮されたアーカイブとして掲載しています。 多くの点でMacintoshの StuffIt アーカイブに似ています。

具体的にいうと、ファイルは普通「tar」アーカイブの中に集められ、次に「gzip」ファイルに圧縮されます。「.tgz」(tar-ed、集められ圧縮されたファイル)、「.tar」(tar-only ファイル)、あるいは「.gz 」( gzip-圧縮ファイル)などの拡張子をよく見かけるでしょう。

現在 BeOS 用にStuffIt Expander の同等の物はありません。(かわりに、次の FAQ項目で Xplode が紹介されています) 「X-FilesV2.1.tgz 」のような「.tgz」ファイルを解凍するために、Unix で使用されているいくつかのユーティリティー使う必要があります 。

  1. (アプリケーションフォルダから)「Terminal」アプリケーションを起動してください。
  2. 圧縮されたファイル を含んでいるディレクトリまで、cd コマンドを使ってディレクトリを移動してください。
  3. gunzip X-FilesV2.1.tgz』と入力して、リターンキーを押します。 この操作は、指定されたファイル「X - FilesV2.1.tar 」を作成し、ファイルを解凍します。
  4. 次に『tar -xvf X-FilesV2.1.tar』と入力し、リターンキーを押してください。

アーカイブにエンコードされていたファイルを含むフォルダが出来ています。

注意:gunziptarコマンドは、どちらも ".gz"あるいは ".tar" 拡張子を持っているファイル を解読するために使用することがあります。


Q: 拡張子が".zip" のファイルをgunzip と tar を使用して解凍しようとしたところ、エラーメッセージが表示されます。このファイルの種類は何でしょうか?

A:「.zip 」ファイルは異なったユーティリティによって圧縮されているファイルです。そのため圧縮を解除する「unzip」と呼ばれる他のユーティリティを用いる必要があります。

Unzip は BeOS が提供するものではありませんが、まずこれをダウンロードする必要があるようです

unzip 5.30F (beta)
もう一つのファイルに気づかれるでしょう。「.bin」という拡張子をもつファイルは、自動解凍の圧縮ファイルです。 「Terminal window」(初め に cdコマンドで正しい階層を入力)でファイル名を入力します。そうすれば自動解凍が行われます。


Q: 圧縮ファイルをダウンロードして解凍しましたが、どのファイルにもファイルが本来持っていたアイコン表示がありません。どうかしたのですか?

A: 残念ながら、gzip と tar は 圧縮されたファイルの中にファイルタイプとクリエーターコードを維持することができません。 本来であれば、アプリケーションはアイコン情報を自動的に取り戻すのですが、時として取り返せないことがあります。最も見込みの高い修復方法はsetfileをファイルに対して行うことです。

  1. Apps フォルダから「Terminal application」を起動してください。
  2. cdコマンドを使用して、圧縮ファイルがあるディレクトリを指定します。
  3. setfile X-Files」 と入力してリターンキーを押します。
一般的なアイコンの代わりに、アプリケーションが持っているべきカスタムアイコンが表示されます。もちろんアプリケーションにカスタムアイコンがある場合のみです。


Q: これらはとても面倒くさいです。もっと良い方法はありませんか? Mac 上ではたいへん簡単なのですが・・・。

A: 本当に現在の手順を考えると、すばらしいStuffIt ExpanderのBeOSバージョンを必要としますね。 我々は、Mac OSとWin95 に不可欠なこのツールをBeOSに移植するようにAladdin Systemsをおそらく説得することができるでしょう。

その間、プロセスをより容易にすることができるいくつかのユーティリティを使用してみてください。 現時点で最良のユーティリティは「 Xplode 」というものです。 「Xplode」はあらゆる種類の圧縮保存されたファイルを解凍して、そして 新たに保存する操作を行うために、ブラウザにメニューコマンドとキーボードショートカットの両方を付加します。 (このアーカイブは インストールとブラウザにアドオンするための解説を含みます。)

Xplode 1.0
この他のユーティリティにもSetfileの追加機能とGeb's Goodiesを含んでいます。 調べてみてください。


Q: 大型モニタのADBポートにキーボードを接続して使用しています。MacOS上では問題なく動作していますが、BeOSを使用する際にはうまく動作しません。なぜでしょうか?

A: いくつかのモニタにおいて、キーボードとCPUの間のADB信号を阻害する例があります。キーボードを直接本体のADBポートに接続して再び試みてください。


Q: AppleTalk は使用できますか? フロッピーディスクを使用することは可能ですか? モデムは使えますか?シリアルプリンター への出力は可能ですか? また、オンボードのビデオ取り込み機能などは使用できますか?

A: すべて良い質問ですね。 現在、 BeOS はこれらのいずれもサポートしていません、しかし早急に対応させる予定です。 現在のバージョンはデベロッパーリリースであることを理解してください。BeOS の今後のバージョンで Macintosh のハードウェアとポートに対するいっそう完全なサポートを加えていくことを予定しており、迅速に取り組んでいます!

フロッピーディスクのサポートに関しては、この四半期の終わり頃にリリースされるDR 9で対応を予定しています。シリアルサポートに関しても、出力を行うには使用するプリンタ用のドライバーを必要としますが、同様の対応を予定しています。 AppleTalkへの完全対応はDR9 ではまだ行えませんが試験的に部分的な対応を予定しています。 (DR10のリリース用に何かしら加えるべき対象を残しておかないと!)


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